おさるのモンチー /いもほり
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モンチーたち きょうは いもほり。
おべんとう、OK
すいとう 、OK
おやつのバナナ もちろん OK

はじめは、みみずが きらいと おっかなびっくり ピンチーも

おうちみたいに おおきいおいもがほれたらどうしよう と
しんぱいしていた タンチーも

おいもばたけについたとたん そんなことは すっかり わすれた。

みみずさん、ちょっと しつれい・・・ピンチー ちょっぴり どきどき
もぐらさん、ごめんよ、ここ ほらせてね 

モンチー、ピンチー、タンチーは
むちゅうで ほる ほる ほる ほる
おいもが でる でる でる でる

はたけのすみっこで あり父さんは おろおろ。
だって、はたけのつちをみて あかちゃんありたちが 「ゆき!ゆき!」
と、おおよろこびで はしゃぎまわるものだから
「ゆきじゃありません! つちですよ!」といいながら
「これじゃ、つちだか あかちゃんたちだか わからないぞ、こまったなぁ」
そこへ モンチーのほった つちが どしゃっと ふってきて
あり父さん、ありだるまに なっちゃった。

ほほぉ、たくさん ほれたねー
さっそく みんなで やきいもパーティー。

おちばを たっぷり あつめてきて
じゅんび OK!
・・・ところが
「ちょっと、まったー。」

だれ? だれ? どこ? どこ? なに? なに?

おうちほど おおきくないけれど
おおきなおいものおやぶんが どしんと あらわれた。

「せっかくだから、ちからくらべを しようじゃないか」

「いいよー、どうやって。」
「すもう でさ」
「いいよー、よぉし、おいもなんかに まけないぞー」

あつめたはっぱで どひょうをつくり いざ。
「はっけよ〜い、のこった! のこった!」

おいもおやぶん 、つよい。
タンチー、ぷいっと、なげとばされた。

おいもおやぶん、まだまだ つよい。
ピンチー、ちょいっと なげとばされた。

おいもおやぶん、やっぱりつよい。
モンチーも、ぶんっと、あっさり なげとばされた。

「はっはっはー、モンチーたちは、よわいなぁ」
おいもおやぶん おおいばり。
ほかのおいもたちも、おおよろこび。

「おいもって、おすもうつよいんだね。しらなかった。」
モンチーたちが、がっかりいうと
「しょうがないなぁ。 おまえたちのちからになってやるよ。」

おいもおやぶんは、おいもたちにいった
「さ、おちばのなかに、とびこめ!」
おいもたちが、つぎつぎ おちばのやまへ とびこんで
おちばのなかから、おいもおやぶんが こういった。

「はやく、ひをつけて、やきいもに しておくれ」

やがて、ぷーんと、いいにおいがたちこめた。
「やけたよ、やけたよ。つよくなれる おいもだよ!」

ほっくほくの、やきいもは
かがやくばかりの きいろがまぶしくて
たべると、およよ。
ほっぺが ほんとうにおっこちそうで
モンチーたちは おもわず りょうてで ほっぺを おさえたよ。

「おいしー!!」 

カシャリ。
たいようが、またしゃしんをとってくれました。
「モンチーたちは、ほんとうに いつも いいえがお。」と つぶやきながら。

やきいもになった おいものおやぶんも ちゃーんとうつっていますよ。


©Kiyoko Tsuda 2000.10




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