おさるのモンチー/カーニバル
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おさるのモンチー
バナナがだいすき

きょうも にわで バナナを たべよう。

「あー、生きててよかった!」
モンチーは イヒヒヒ と にんまりした。
だって、
「生きててよかった!」って いってみたかったんだ。
いいかんじ。 

モンチーが かわを むこうとした。
そのとき
(じー)
だれか、みている。
モンチーは、あたりをキョロキョロみまわした。
・・・だれもいない・・・

また、バナナのかわを むこうとすると

(じー)
モンチー またまた、キョロキョロ
・・・やっぱり だれもいない・・・

「バナナ、 たべちゃおうっと!」
モンチーは おおきなこえで いってみた。

(じー・・・・・・)「キュルルル」
こんどは たしかに 、かすかに なにかの おとがした。

「あ、ありさんだったのか〜」

「おいしそうですね(じー・・・)、あの、その・・・」
ありが もそもそ していると、
「とうちゃん、がんばれっ」
もっとちいさな あかちゃんありが うしろにずらりと せいぞろい
「みんな おなかがすいているんです。 わけてください。」

モンチーは びっくり。
「いいよ。ひとかけだけだよ。」
モンチーは、ひとかけ バナナを ちぎって あげた。

「うわぁ、ありがとうございます!」
ありのおやこは みんなで ころがしながら、すへ かえっていった。
「よかったね、よかったね」と いいながら・・・

モンチー、ちょっと てれくさい。
・・・ありさんたちも 生きててよかったって、おもったのかな?
             もうちょっと あげれば よかったかな・・・

しばらくすると ありのおやこが もどってきた。
きらきらひかる 玉と いっしょに。

「それって ビー玉?」
「はい、そうなんです。このまえ みつけたんです。それで、おれいに・・・」
「なになに? ぼくに くれるの?」
「いえいえ、ちょっと みていただきたくて」

ありとうさんは ちょいっと ビー玉に とびのると 
ころころ くるくる たまのり ダンス。
「とうちゃん すごーい、とうちゃん すごーい」

「すごーい、ぼくにもおしえて、ありとうさん」
「いいですよ。モンチーさんは、大きなボール、おもちですか?」

モンチー、さっそく ビーチボールを もってきた。
ひょいっ、ずるっ・・・ひょいっ ずっでーん!!!

「モンチーさん、あわてない あわてない。」
「ゆっくり、ゆっくり。みぎうでと ひだりうでで バランスをとって。」
ずってーん!!!
「もういちど、もういちど。」
「ふぇーん、できないよぉ」
「だいじょうぶ、できますよ。ほら、たって!」
「そうそう、バランスをとって・・・できた!たてた!」
モンチー ボールの上にたってるよ!
「そのまま、そのまま。うしろあるきをするように・・・」
ずるんとずっでーん!!!!
「あーん、おしりがもっと あかくなっちゃうよー」
「あきらめない、あきらめない。さっ もういちど」
ありとうさん なかなか きびしい。

「そうそう、そのまま そのまま。そーっと うしろあるきですよ・・・」

す、すすっすすっ・・・
「どんなもんだいっ。できたぞー!」

モンチーは、ピンチーとタンチーをよんできた。
「いっしょにやろう。」

ありとうさん、すっかり せんせいになって、
ピンチー、タンチー、けんぶつにきた まちのひとたちにも どんどん おしえた。
楽しいうわさはどんどん どんどこ ひろまって、
ほかのどうぶつたちも みんな ころころ くるくる はじめたよ。
うさぎに、リスに、クマ・・・それから、それから?

まるで おまつり。 たまのり のりのり カーニバル。

そらでみていた たいようが
「ほほぉ、うまいもんだなぁ。サーカスみたいだな。」

だって、たいようからみると 地球という大きな大きなたまのうえを
モンチーたちが ちいさいたまにのって たまのりしているんだもの。

「カシャッ」
ふふっ いい しゃしんが とれました。

おしまい。

©tukkin 2000.9